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川崎フロンターレ、4発大勝でベスト8へ! ヴィッセル神戸は第1戦のリードを守れず、ラウンド16で敗退…【ACLE】

text by 編集部 photo by Getty Images

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川崎フロンターレ
【写真:Getty Images】

川崎フロンターレ、ヴィッセル神戸がラウンド8進出に向けた一戦に臨む

 アジアチャンピオンズリーグエリート(ACLE)ノックアウトステージラウンド16の第2戦が、12日に行われた。敵地での第1戦を0-1で落とした川崎フロンターレは上海申花とのホームゲーム。本拠地で2-0で先勝したヴィッセル神戸は、光州FCとのアウェイゲームに臨んだ。

 

 ホームで逆転を目指すフロンターレと上海申花の一戦は、激しい雨が降りしきる中での一戦となった。積極的に前からプレスをかけるフロンターレが時間の経過と共に押し込んでいく。そして12分には決定機。伊藤達哉が脇坂泰斗とのワンツーで右サイドを攻略し、低くて速いクロスを供給。これを逆サイドのマルシ―ニョが合わせたが、枠を捉えることができなかった。 

 攻勢を強めるホームチームは、24分に均衡を破る。右サイドを抜け出した佐々木旭がボックス外右から左足を一閃。強烈なシュートはゴール右隅に突き刺さり、フロンターレが2戦合計1-1と振り出しに戻す。34分にはコーナーキックのこぼれ球を高井幸大が押し込んでネットを揺らしたが、その前のプレーのエリソンのファウルを取られ、ゴールは取り消しに。前半はフロンターレの1点リードで折り返す。

 後半もフロンターレペースで試合が進むが、上海申花の攻撃を牽引するカルロス・テイシェイラに時折危ない場面を作られる。それでも次の1点もホームチームに入る。64分、佐々木旭の右足のアーリークロスをエリソンが流し込んで、大きな追加点を奪取。2戦合計2-1と逆転に成功する。

 さらに68分には、左サイドをマルシ―ニョと脇坂泰斗、大島僚太のコンビネーションで完全に崩すと、マルシ―ニョの折り返しを伊藤が押し込んで、3点差に。このまま試合は終了するかと思われたが、後半アディショナルタイムにマルシ―ニョにもゴールが生まれ、終わってみれば4-0の大勝。2戦合計4-1でベスト8進出を決めた。

 引き分け以上で突破が決まるヴィッセルが光州とのアウェイゲームに臨んだ。序盤から両チームともにゴール前に迫るシーンを作り出していく中、18分にホームチームが試合を動かす。パク・テジュンのFKをパク・ジョンインが頭で合わせて、光州が先制する。

 その後は光州ペースで試合が進み、ヴィッセルは危険なシーンを何度も作られてしまう。それでも大迫勇也を起点に佐々木大樹がシュートチャンスを迎えるなど、押し込む時間はあったものの、光州1点リードのまま前半を折り返す。

 後半も一進一退の攻防となる中、中盤での潰し合いが続き、やや膠着状態に。それでも74分にはヴィッセルに決定機。佐々木がボックス内右から右足を振り抜いたが、ゴール左に外れた。そして84分、ボックス内での競り合いで岩波のハンドを取られて、PKを献上。これをヤシル・アサニにきっちり決められてしまい、2-0に。これで2戦合計2-2で試合は振り出しに。このまま90分間が経過し、試合は延長戦に突入する。

 95分にはヴィッセルにも決定機が訪れる。セカンドボールに反応した井手口陽介がボックス外からダイレクトで右足を振り抜いたが、わずかにゴール上を越えていった。一方の光州もパク・インヒョクが決定的なヘディングシュートを放つなど、チャンスを作り、徐々にオープンな展開に。このままPK戦に突入するかに思われたが、118分にヤシル・アサニに得意の左足で強烈なシュートを叩きこまれてしまい、2戦合計2-3でヴィッセルはラウンド16で敗退。

 結果的には、山東泰山の撤退でリーグステージ5位通過となり、ラウンド16第2戦をアウェイで戦うことを強いられたことが大きく影響する形で、ヴィッセルは姿を消すこととなってしまった。

【結果】
川崎フロンターレ 4-1 上海申花
光州FC 3-0ヴィッセル神戸

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【了】

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