復調が待たれるMF細貝萌【写真:Getty Images】
ヘルタ・ベルリンのMF細貝萌は、前半戦の不調からいまだ苦しんでいるようだ。26日のドイツ紙『キッカー』が報じている。
昨季ヘルタのベストプレイヤーとして活躍した細貝。しかし、ブラジルW杯の日本代表メンバーから漏れ、今季前半戦も不調に陥っていた。その結果、調子を取り戻すことが出来ず、アジア杯の日本代表メンバーからも直前で外れてしまった。
同紙によれば、ヘルタのヨス・ルフカイ監督は愛弟子細貝の調子を取り戻させるべく悩んでいるようだ。
昨年11月に細貝は「少し判断が遅い。考え過ぎている」と、自己分析していた。そして「チームをリードしたかった」と調子の出ないチームに責任を感じ、一人で背負いすぎてしまった様子。そのまま自信を失ってしまったようだ。
その原因の一つとして考えられているのが、新加入のFW原口元気の世話をすることだったようで、今冬のキャンプからヘルタは原口に専属の世話役を付けている。
ヘルタのミヒャエル・プレーツSD(スポーツディレクター)も「ハジは責任を負いすぎてしまっている。彼には少し自分だけのことを考える機会を与えたい」と、説明した。
しかしながら、シーズン再開前に練習試合を3試合行い、2試合先発から外れている。フル出場を果たした試合も控え組中心となっている。
それでも細貝は「ポジション争いがあるのは当たり前のこと」と、納得している様子。
同紙はそのプロフェッショナルな姿勢を称賛し、”それは新しい始まりだ”と、再び昨季のパフォーマンスを取り戻すことを期待。
そして、細貝自身もチームが残留争いから抜けられると信じており「僕らにはそのクオリティーがある」と話している。
さらに「昨季は自分にとって本当に良かった。今季も終了後には”良かった”と言いたい」と、明かしている。
ヘルタは2月1日にアウェイでブレーメンと対戦するが、残念ながら累積警告で細貝は出場停止。しかし、残りの16試合で再び昨季のような輝きを取り戻すことが期待される。
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