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Jリーグ 4日前

樋口雄太が変わる。新生・鹿島アントラーズの看板ボランチとして。鬼木達監督の愛弟子から学ぶこと「脱力しながら…」【コラム】

シリーズ:コラム text by 元川悦子 photo by Getty Images

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 2025明治安田J1リーグ第5節が8日に各地で行われ、鹿島アントラーズは敵地で柏レイソルと対戦し、3-1で勝利。暫定首位に躍り出た。そんな好調なチームでひときわ輝いているのがMF樋口雄太だ。ある選手を参考にしながら、樋口は鬼木達監督にとって理想のボランチに近づこうとしている。(取材・文:元川悦子)

「絶対に負けないことを…」柏レイソルとの上位対決へ

鹿島アントラーズ所属MF樋口雄太
【写真:Getty Images】

 国内7冠の名将・鬼木達監督を招聘し、常勝軍団復活へ突き進んでいる鹿島アントラーズ。今季リーグ開幕節の湘南ベルマーレ戦こそ「ボールポゼッションの目的化」が顕著となり、0−1の黒星発進を強いられたが、続く第2節・東京ヴェルディ戦からすぐさま修正した。

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「まず背後を狙う」とゴールへの優先順位を見直し、実践することで、レオ・セアラと鈴木優磨という強力2トップが得点を奪えるようになった。そこからアルビレックス新潟、FC東京を下して3連勝し、3月8日の柏レイソルとの上位対決に挑むことになった。

 リカルド・ロドリゲス監督体制に移行した今季の柏は非常に仕上がりがよく、前節・浦和レッズ戦も2−0で完勝。自信を持って本拠地・三協フロンテア柏スタジアムで敵を迎えた。難敵と対峙する鹿島としては、ボール保持に秀でる柏からいかにしてボールを奪い、ゴールにつなげるかが重要テーマだった。

 序盤は垣田裕暉に決定機を作られるなど、嫌な空気も流れたが、徐々に鹿島のプレスがハマり始める。「全員がハードワークすることと、球際と切り替えのところで絶対に負けないことを意識してみんなで入りました」とヴェルディ戦からボランチの軸に据えられている樋口雄太は静かに言う。

 鹿島の選手たちは、同じ4バックの浦和が柏に自由自在にポジションを取られ、キリキリ舞いされた前節のゲームを確実にフィードバック。小泉佳穂と原川力の両MFを自由にさせないことを心がけた。

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