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【写真：Getty Images】

久保獲得に名門が動く？

　レアル・ソシエダに所属するサッカー日本代表MF久保建英に、スペインの名門クラブアトレティコ・マドリードが関心を示しているようだ。スペインメディア『STRIKERS』は現地時間7日に、アトレティコが久保獲得に動く可能性について指摘していた。

　今季リーグ戦24試合に出場して5ゴールを記録している久保。UEFAヨーロッパリーグでも10試合で2ゴール2アシストの数字を残して、チームがラウンド16に進出する原動力の1人となっていた。

　そんな久保に興味を示しているのが、スペインの名門アトレティコだ。同メディアは、「アトレティコはあらゆる面で競争力のあるチーム作りに取り組んでいる。ディエゴ・シメオネ監督は若い才能の強化を目指しているようだ」と述べた上で、今夏の移籍市場における動きについて次のように言及していた。

「攻撃の創造性を高める必要性から、シメオネ監督はチームの首脳陣に対して、戦術に適合する選手の獲得を優先するよう要請した。選ばれたのはソシエダで活躍する23歳の日本人アタッカー久保建英だ。彼の技術やスピード、そして狭いスペースで問題を解決する能力はクラブの関心を引き付けている」

　一方で、「久保はチームで最も重要な選手の一人であるため、ソシエダは容易には手放さないだろう」と述べつつも、「アトレティコは来シーズンに向けて彼を獲得するだろう。現在の市場価値は5000万ユーロ（約80億円）だが、彼の若さと重要性を考慮すると、より高い金額を支払う必要があると予想されている」と、高額の移籍金を支払ってでもソシエダから久保を引き抜く可能性があると指摘している。

　アトレティコは今季限りで、チームの中軸であるMFアントワーヌ・グリーズマンがMLSに移籍する可能性があると現地で報じられている。仮に同選手が移籍を決断して、資金面でも余裕ができた場合、現地が指摘するように久保獲得に動く可能性は高まるだろう。