UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)最新ニュース
UEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦1stレグ、パリ・サンジェルマン対リバプールが現地時間5日に行われ、0-1でアウェイチームが勝利を収めた。リバプールの守護神アリソンが9本のシュートを止める大車輪の活躍を披露したことが勝利の最大の要因ではあるが、チームとしての守り方も効果的だった。その方法とは。※各スタッツは『Sofa Score』を参照(文:安洋一郎)
防戦一方だったリバプールが敵地で勝利
【写真:Getty Images】
「運が良かったと思うよ。それは誰の目にも明らかだ」
リバプールのアルネ・スロット監督が、1-0で勝利したのにも関わらず、このように試合を振り返ったことに違和感はない。
パリ・サンジェルマンはキックオフ直後からリーグフェーズを首位通過したリバプールを攻守に圧倒。シュート本数は28(枠内10)対2(枠内1)とホームチームが大勝してもおかしくない内容だった。
これだけ圧倒されながらもアウェイチームは、9セーブを記録した守護神アリソンを筆頭に守備陣が身体を張って87分に訪れた2度目のシュートチャンスをものにした。
何度も決定機を阻止したブラジル代表GKのビッグセーブが防戦一方の展開でも勝利することができた最大の要因ではあるが、それを演出したのはチームとして苦しいなりにも最低限の約束を守り続けたからだと考えられる。