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遠藤航、リーグ戦では今季1度も先発起用されず…
リバプールに所属する32歳の日本代表MF遠藤航は、たびたび途中出場を果たして高評価を受けている。しかし、その実力を評価されながらもリーグ戦では今季1度も先発出場していない。それには理由があると、フィル・バーター氏が指摘した。英メディア『アンフィールド・インデックス』が報じている。
遠藤は今季公式戦24試合に出場しているが、そのうち先発起用されたのはFAカップやEFLカップ、UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)といったカップ戦だけだ。だが、リーグ戦においてはリバプールがリードしている状況で投入されることが多く、クローザーあるいはスーパーサブとして、遠藤は重要な役割を果たしている。それを踏まえ、同メディアは「彼の役割は、試合終盤のスペシャリストとしてますます定義されるようになってきた」と伝えた。
一方で、バーター氏は遠藤について「彼の機動力こそが、スロット監督のローテーションの一員として選ばれない大きな理由の一つだと思う」と指摘している。続けて「85回のタックル数は、必ずしも我々が求める6番の選手としては良い数字では無い。6番は本来、タックルではなくブロックやインターセプトで相手の攻撃を防ぐべきだからだ。ただ、空中戦の勝率68%は実際かなり良い数字だ。とはいえ、前方へのパスは65%であり、6番としては十分では無い。もっとピッチを広く使ってパスを供給しなければならない。パス成功率は89%と安定しているが、それは6番としては当然の役割で、試合のリズムを作るものに過ぎない。それでも彼が残りの10分、15分で投入されて失点していないのは凄い。相手の攻撃を封じる能力は非常に重要だ。間違いなく頼りになる存在であり、エバートン戦やニューカッスル戦で彼が出場していたら勝てていたかもしれない」との見解を示している。
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