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【写真:Getty Images】
佐野が躍動するマインツ
ドイツ・ブンデスリーガ第24節、RBライプツィヒ対マインツの試合が現地時間1日に行われた。試合はマインツが2-1で勝利している。マインツに所属するMF佐野海舟は、ライプツィヒとの上位対決に先発フル出場しており、同点弾の起点となる活躍も見せていた。ドイツメディア『Frankfurter Rundschau』はマインツの躍進ぶりを絶賛している。
ブンデスリーガで5位につけていたマインツは、同勝ち点で並んでいた6位のライプツィヒのホームに乗り込んだ。上位対決で先にスコアを動かしたのは、ホームチームだった。試合開始早々の1分に、MFシャビ・シモンズのゴールでライプツィヒが先制する。
しかし、52分には、佐野が相手陣内高い位置でボールを奪い返したところからショートカウンターに移行したマインツ。最終的に、ナディエム・アミリが同点ゴールを決めている。さらに、その6分後には、ヨナタン・ブルカートが逆転弾を決めて、マインツが2-1で上位対決を制した。
同メディアは、「勝利のゴールを決めたブルカート、RBライプツィヒを完全に圧倒した」と前置きし、「どこにでもいるプレイメーカーのアミリ、ライプツィヒのパスをほぼすべて自信を持って予測した守備リーダーのDFモリッツ・イェンツ」と、この試合で活躍した選手をピックアップして称賛のコメントを送っている。
また佐野についても、「疲れを知らない日本のクリーンアップワーカー佐野海舟」と高く評価していた。昨季は勝点35の13位で降格圏とはわずか2ポイント差でシーズンを終えていたマインツだが、この試合に勝利したことでマインツは24試合を消化し4位に浮上。UEFAチャンピオンズリーグを含めて、来季のヨーロッパの大会出場権が見えてきている。
好調のチームの中で佐野自身も、総走行距離278.4kmでリーグ3位、デュエル勝利数267回でリーグ6位と、ドイツの中でトップクラスの数字を残している状況だ。ブンデスリーガも残り11試合となり、佐野、そして好調のマインツがCL出場権を獲得する可能性も高まっている。
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