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【写真：Getty Images】

川崎戦を前にした中国メディア

　AFCチャンピオンズリーグエリート（ACLE）準々決勝1stレグ、上海申花対川崎フロンターレの試合が5日に中国・上海虹口足球場で行われる。アジアの頂点を決める戦いが再開されるのを前にして、中国メディア『SOHU』は川崎と比較すると上海申花は劣勢であり、難しい戦いを強いられるだろうと報じていた。

　ACLEのリーグステージでは、7戦5勝2敗勝点15の2位という成績で決勝トーナメント進出を決めていた川崎。一方の上海申花に関しては、8戦3勝1分4敗勝点10の7位でリーグステージ突破を決めている。

　同メディアは、「上海申花は勝点10という平凡な成績でベスト16に進出していた。一方で対戦相手の川崎に関しては、素晴らしい成績を残し2位で突破を決めている。全体的な戦力などの点に関しては、上海がわずかに劣っている」と述べつつも、「しかし、グループステージですでに対戦しており、上海は川崎を2-0で破っていることは特筆に値する。心理的には恐れていないことがわかるだろう」と、過去の対戦成績で勝利した点について言及していた。

　川崎が新シーズンを迎えるにあたって指揮官が交代していることにも触れており、「監督交代は包丁を交換するようなものだ。しかし、川崎は最初の6試合では4勝1分1敗と非常に高い勝率を維持している。この6試合で彼らは13ゴールを決めて3失点しかしていない。新監督の就任で良い変化がもたらされたことがわかる」と、監督交代の影響が良い方向に働いているのではないかと指摘している。

　一方の上海申花については、「明らかに不利だ」と前置きし、直近の試合で負傷者が相次いでいること。また前試合ではFWサウロ・ミネイロとFWアンドレ・ルイスの前線2人が負傷した可能性があり、川崎戦に出場できるかどうかわからない「深刻な負傷者危機」に陥っていることを強調した。その上で、「上海申花が選手不足にもかかわらず川崎を倒せるかどうかは、ただ見守るしかない」と、不安な点を多く抱えての川崎戦を迎えると言及している。