久保建英 最新ニュース

【写真:Getty Images】
久保残留の鍵
スペイン・ラ・リーガのレアル・ソシエダに所属するサッカー日本代表MF久保建英には、ヨーロッパの多くのクラブが関心を示していると現地メディアが幾度となく伝えている。スペインメディア『ELNACIONAL.CAT』は、久保獲得に興味を示しているクラブとソシエダに残留する可能性について伝えていた。
今シーズン公式戦37試合に出場して7ゴール3アシストを記録している久保。ソシエダとの契約は29年6月まで残っているものの、リバプールやアーセナル、ニューカッスル・ユナイテッドなど複数のクラブが獲得に関心を示していることが過去に報じられている。
そんな中で、同メディアはスペインの名門クラブであるアトレティコ・マドリードもまた久保獲得に向けて動く可能性があると伝えていた。
「22歳のこの日本人ウインガーは、レアル・ソシエダで最も影響力のある選手であり、リーグで最も決定力のある選手の一人となった。彼の才能は注目され、アトレティコは来夏の移籍市場で彼をチームに組み込むつもりで彼に目をつけている。ディエゴ・シメオネ監督率いるチームは、スピードと技術に優れた選手で攻撃力を強化したいと考えており、久保がそのシステムに完璧にフィットするだろうと考えている。また、アトレティコはソシエダの安定しないシーズンを利用してライバルを弱体化させ、チームに才能を加える戦略的な動きを検討している」
昨季はリーグ6位でフィニッシュしたソシエダだが、今季は開幕から不調の時期が長引いてしまったこともあり、26試合を消化した段階で勝点34の9位につけている。UEFAチャンピオンズリーグ圏内の4位とは勝点14差、UEFAヨーロッパリーグ圏内の5位とは10差という状況だ。
同メディアは、「ソシエダは昨季のレベルから程遠く浮き沈みのあるシーズンを送っている。高いレベルのパフォーマンスを維持している数少ない選手の一人であるが、チームはリーガとヨーロッパのカップ戦で明らかに安定性を欠いている」と、久保個人としては高いパフォーマンスを見せているものの、チームとしてはこれまで良くない状況が多かったことを指摘。
そして、「アトレティコは彼に多額の投資をするつもりであり、日本代表の選手はこの遺跡をスペインの偉大なクラブの一つでタイトルを争い、成長を続けるチャンスと見ているかもしれない」と述べつつ、ソシエダに残留するかどうかは来季のCL出場権が鍵になると言及していた。
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