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　32年目のJリーグが盛り上がりを見せている。30年を超えるリーグの歴史を紐解くと「常勝軍団」や「史上最強」といった称号を与えられたクラブが安定した成績を残してきた。今回は、データサイト『transfermarkt』が算出したJ1リーグにおける通算勝ち点を集計。期間を2005〜2024までの20シーズンに絞り込み、ランキング形式で紹介する。

10位：柏レイソル

試合数：642試合
通算成績：246勝161分235敗（得失点差：8）
通算勝ち点：899

ここ5シーズンはJ1残留争いに巻き込まれる頻度が多かった柏レイソルだが、直近20シーズンの勝ち点を集計すると、J1リーグ全クラブの中でも上位の成績を記録していることが分かる。同リーグにおける通算勝ち点ランキングでは10位にランクインした。

　2005～2024シーズンまでの柏の成績は、どちらかといえばJ1リーグの下位に低迷していた時期の方が長い。同リーグに所属していた計17シーズンの間で10位以下の順位でフィニッシュしたのは9回を数える。ネルシーニョ監督や吉田達磨監督、下平隆宏監督といった指揮官たちが魅力的なチームを作り上げたものの、成績はなかなか安定しなかった。

　それでも、柏は直近20シーズンで通算勝ち点「899」を積み上げ、Jクラブの“十傑”に入っている。トップ10入りを果たした大きな要因は2011シーズンのJ1制覇だろう。

　リーグ初となる昇格1年目でのJ1初優勝を飾った2011シーズンは、“太陽王”を意味するクラブ名に相応しく輝かしい1年となった。若き日の酒井宏樹や“魔術師”レアンドロ・ドミンゲスらを擁したチームは、魅惑の攻撃サッカーで内容と結果を見事両立させた。

　なお、同シーズンの柏は世界の舞台でも躍動。FIFAクラブワールドカップ2011では4位に輝き、日本国内で披露した強さを世界大会でも見せつけている。