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【写真：Getty Images】

藤枝がアクシデントを乗り越え逆転勝利！

　明治安田J2リーグ第3節が1日に日本各地で行われた。試合前日に、トップチーム内における集団食中毒の発生を公表していた藤枝MYFCはホームにブラウブリッツ秋田を迎えている。降格から開幕2連敗を喫しているサガン鳥栖はFC今治との試合に臨んでいた。

　藤枝MYFCは28日にクラブ公式サイトにて、トップチームの選手・スタッフ計25人の集団食中毒が発生したことを発表していた。その影響もあり、前節から6人と大幅なメンバー変更を行いホームでの第3節を迎えている。

　前節から変わり、スタメンだったのはMF前田翔茉、DF鈴木翔太、MF永田貫太、FW松木駿之介、MF中川風希、FWディアマンカ・センゴールの合計6人。今節ではFW登録の千葉寛汰、中川、松木、ディアマンカの合計4人が並ぶ、珍しい先発メンバーとなっている。またベンチメンバーも本来は9人まで登録できるところ、藤枝のベンチ入りメンバーは7人だった。

　チームとして想定していない陣容で臨んだ藤枝は、27分に先制点を献上してしまう。しかし、前半アディショナルタイムにMF浅倉廉が今季藤枝の初ゴールとなる同点弾を決めた。後半は、両チームともに決定機は作っていたもののスコアは動かず。試合はそのまま終了するかに思われたが、88分に今節スタメン起用された前田がゴールを奪い逆転に成功。藤枝は食中毒という不運なアクシデントの中で2-1の逆転勝利を掴み、貴重な勝点3を手にした。

　前節は徳島ヴォルティスに敗れてしまっていたベガルタ仙台。ホームに大分を迎えての一戦は、FWエロンが技ありゴールで先制点を決める。8分に大分のエリアやや手前でボールを受けると、トーキックで意表をついたシュートを放つ。GKの反応も一瞬遅れてしまい。ボールはネットに突き刺さった。23分には、MF相良竜之介が強烈なミドル弾を決めてリードを広げる。試合はそのまま終了し、仙台が2-0で勝利している。

　J2降格から勝利のないサガン鳥栖は、ホームにFC今治を迎えた。22分、今治に先制ゴールを許してしまうと、36分にはFWマルクス・インディオにFKから得点を決められてしまう。前半アディショナルタイムにも失点してしまうが、77分にヴィキンタス・スリヴカ
のゴールで1点返すことに成功する。しかし、その後はゴールが遠く、逆に83分には4失点目を許してしまった。試合はそのまま終了し鳥栖が1-4で敗れている。開幕から3連敗で暫定19位に落ち込んでしまう、鳥栖にとっては苦しいJ2序盤のスタートとなった。

　ジェフユナイテッド市原・千葉はモンテディオ山形に3-2で勝利、V・ファーレン長崎はジュビロ磐田をホームに迎えて1-0で白星を飾っている。

【試合結果】
ベガルタ仙台 2-0 大分トリニータ
ジェフユナイテッド市原・千葉 3-2 モンテディオ山形
藤枝MYFC2-1ブラウブリッツ秋田
サガン鳥栖 1-4 FC今治
V・ファーレン長崎 1-0 ジュビロ磐田