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コラム 6日前

パルマが大きく生まれ変わる!? “若手育成の達人”キヴדデータ分析の先駆者”が起こす化学反応。「我々は…」【コラム】

シリーズ:コラム text by 佐藤徳和 photo by Getty Images

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 サッカー日本代表GK鈴木彩艶が所属するパルマは、成績不振による監督交代を決断。ファビオ・ペッキアの後を継いだのは、かつてインテルなどで活躍したクリスティアン・キヴだ。しかし、パルマ復活のカギを握るのはキヴだけではない。凄腕の側近たちと、新監督が起こす化学反応こそ、生命線となる。(文:佐藤徳和)

ファビオ・ペッキア監督の解任。立て直しは不可能とみなされた

パルマのクリスティアン・キヴ監督

【写真:Getty Images】

 鈴木彩艶が所属するパルマに激震が走った。パルマは2月18日、ファビオ・ペッキア監督の解任を発表。その翌日、新監督にはクリスティアン・キヴを任命した。

 4年ぶりにセリエAに復帰したパルマだが、16日のローマ戦に0-1と敗れ、泥沼の4連敗を喫し、第25節を終えた時点で、降格圏の18位に沈んでいた。とりわけ、守備の崩壊が著しく、54失点のヴェローナに次いでワースト2位の45失点。鈴木のミラクルセーブがなければ、さらにゴールを揺らされている数は、増えていたに違いない。

 ペッキアは、セリエBを指揮した22/23シーズン(4位、プレーオフ敗退)に昇格を逃したものの、解任を逃れ、その1年後には、セリエBの優勝に導くことになるのだが、今回はチームを立て直すことは不可能とみなされ、解任の憂き目に遭った。

 昨季はセリエBで、35失点と4位クレモネーゼに次ぐ、リーグ2位の守備力を誇るチームを作り上げてのセリエA復帰となったが、その守備の強度もトップリーグでは通用しなかった。開幕節では、フィオレンティーナに1-1と引き分け、第2節のミラン戦では2-1と競り勝ち、上場のスタートを切ったものの、次第に下位が定位置となり、残留争いの渦に巻き込まれていった。

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