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Jリーグ 17時間前

東京ヴェルディはなぜ息を吹き返したのか? 谷口栄斗が明かすチームが変わった瞬間。「僕もすごく食らいました」【コラム】

シリーズ:コラム text by 藤江直人 photo by Getty Images

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 明治安田J1リーグの第3節、FC町田ゼルビア対東京ヴェルディが行われ、0-1でヴェルディが勝利した。昨季は6位という大躍進を遂げたヴェルディだが、今季は開幕2連敗という結果に陥っていた。そんな中でようやく手にした勝利。副キャプテンの谷口栄斗は、チームの雰囲気が変わった瞬間があると明かしてくれた。(取材・文:藤江直人)

“神クリア” 谷口栄斗は「今日の試合にかけていた」

谷口栄斗
【写真:Getty Images】

 気がつけば右手の拳を大きく突き上げていた。派手なガッツポーズと、守ったぞ、と伝えんばかりに味方を鼓舞する雄叫び。土壇場で繰り出された、あわや同点の大ピンチを救う“神クリア”に続いた自身の姿を、東京ヴェルディのセンターバック(CB)谷口栄斗は思いの丈を短い言葉に込めながら振り返った。

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「今日の試合にかけていたので。そういう思いが(自然と)出たのかな、と」

 FC町田ゼルビアのホーム、町田GIONスタジアムに乗り込んだ26日のJ1リーグ第3節。13分に齋藤功佑が決めた、チームとしての今シーズン初ゴールによるリードを死守したまま、試合は6分が表示された後半アディショナルタイムの6分台に突入。町田が右コーナーキック(CK)を得た直後だった。

 高精度を誇る左足から、下田北斗がインスイングのクロスを供給する。ニアへ走り込んできた町田のキャプテン、昌子源がジャンプしながらフリック。意表を突くヘディングシュートに、昌子を追走してきた翁長聖も、後方にいた染野唯月も、キャプテンの森田晃樹も反応できない。

 緩やかな放物線を描いた一撃に、ダイブした守護神マテウスの右手も届かない。ゴール前で相馬勇紀をマークしていた平川怜が必死にジャンプした頭上をも越えたボールは、ファーポスト付近へゆっくりと落下していく。まずい、という思いとともに振り返った森田は次の瞬間、安堵の思いを抱いた。

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