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冨安健洋、将来的にフリー移籍か。それとも来夏までに契約延長か？

　アーセナルに所属する26歳の日本代表DF冨安健洋が2度目の膝の手術を実施し、一足早く今季終了となった。アーセナルは同選手の売却を検討していたようだが、この長期離脱により計画が破綻。ほぼ確実に売却出来なくなったと、英紙『デイリー・キャノン』が報じている。

　
　冨安は度重なる怪我を乗り越えつつ、昨季終盤には主力に定着して4試合連続でフル出場を果たした。最終節のエバートン戦ではアーセナルを勝利へ導くゴールも決めている。そして、評価が高まった段階で冨安は売却候補に加わったが、前回の負傷からどのように回復したかを見極めるため、アーセナルは売却する時期を今夏に定めていたようだ。冨安の現在の契約が2026年7月に終了することを考えると、売却に適した最後の時期とも言える。

　しかし、冨安は今季開幕前に膝を痛めてプレシーズンマッチを欠場。その後は長期離脱を経て、昨年10月4日に行われたプレミアリーグ第7節のサウサンプトン戦でベンチ入りし、84分に途中出場を果たしていた。しかし、膝の怪我が再発したことで再び離脱し、またも戦列から離れている。さらに、手術することを決断したため、今季再び復帰する可能性は消滅した。

　今後の展開について、同メディアはタイトルに「アーセナルは最近の負傷前に26歳の選手の売却を検討していた」とつけ、「その後の冨安の膝の手術により計画は破綻し、同選手の夏の移籍は不可能になりそうだ。現在の予想では、右サイドバックの同選手が復帰するのは2025年末頃になる見込み」と報じている。このままの状況であれば、冨安が今夏に他クラブへ移る可能性は無く、来冬には来年1月からフリー移籍について他クラブと交渉する可能性がある。そして、来夏にはアーセナルをフリーで退団するかもしれない。ただし、冨安の契約には1年間の延長オプションが付いているため、アーセナルは移籍金を確保するために行使することもあり得るが、果たして…。