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三笘薫、今冬には巨額オファーもあったが…
ブライトンに所属する27歳の日本代表MF三笘薫に対し、多数のクラブが興味を示している。その中でもチェルシーが最も強い関心を示しているが、夏に移籍する可能性は低いと、元スカウトのミック・ブラウン氏が、英メディア『フットボール・インサイダー』を通じて見解を示した。
三笘は今季公式戦30試合に出場し8得点3アシストを記録。現地時間2月24日に行われたプレミアリーグ第25節のチェルシー戦では、ブライトンのGKバルト・フェルブルッヘンが出したロングパスを巧みなトラップで足元に収め、3ステップでシュートまで持ち込んで衝撃的なスーパーゴールを決めている。その頃から、より一層チェルシーとの結びつきが強まっており、三笘が夏に移籍する可能性が高まっていた。
しかし、移籍の実現には大きい障害が残っている。今冬の移籍市場ではサウジアラビア1部のアル・ナスルが三笘の獲得に乗り出し、最初に6500万ユーロ(約104億円)のオファーを提示した。しかし、ブライトンが拒否したことで、アル・ナスルは9000万ユーロ(約144億円)に増額して2度目のオファーを提示した。だが、これもブライトンに拒否されている。チェルシーが三笘を獲得するには、これらを超える巨額オファーが必要になるだろう。
それを踏まえ、マンチェスター・ユナイテッドとブラックバーンの元チームスカウトであるブラウン氏は「ブライトンは三笘を手放すつもりはない。彼はチームにとって重要な選手であり、ブライトンがこの主力選手をどれほど大切にしているかはこれまでにも見てきた通りだ。彼を放出するには相当なオファーが必要だろう。今季はチェルシーが関心を示していて、新しいウインガーを探していることもあって注目しているようだ。ただ、彼についていくつか懸念もある。調子が良いときは圧倒的なパフォーマンスを見せて相手を切り裂くし、結果にもつなげられる。でも、何ヶ月も目立った活躍ができない時期もある。今は少し復調してきて、また話題になっているけど、ウインガーには波があるものだし、それ自体は彼のせいではない。とはいえ、チェルシーとしては彼の平均的なパフォーマンスがどのレベルなのかを見極める必要がある。絶好調ならチームにとって素晴らしい戦力になるが、毎週安定して活躍できるかどうかがポイントになる。彼の将来はブライトン次第だ。契約も残っているし、クラブも彼を手放したくない。彼自身も今の環境に満足していると聞いているし、移籍を望んでいるタイプではないと思う。だから、たとえチェルシーが興味を持っていたとしても、簡単に動ける状況ではないだろう」と語り、移籍する可能性は低いとの見解を示している。
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