フットボールチャンネル

選手に「申し訳ない」と伝えた。鬼木達監督が鹿島アントラーズに植え付ける意識。スタイルと勝利を両立するためのアプローチ

text by 編集部 photo by Getty Images

JリーグをDMM×DAZNホーダイでお得に観る


Jリーグ 最新ニュース

鹿島アントラーズ鬼木達監督

【写真:Getty Images】

「申し訳なく思う」と語った初戦からの変化

 鹿島アントラーズの鬼木達監督は27日、メディア対応を行った。湘南ベルマーレに敗れて黒星発進となった鹿島だったが、22日は東京ヴェルディに4-0で、26日はアルビレックス新潟に2-1で、それぞれホームで勝利している。開幕黒星から、いかにして鹿島は立て直すことができたのだろうか。

JリーグはDAZNで全試合配信!
通常より1270円お得に観るならDMM×DAZNホーダイ[PR]

 

 敗れた湘南戦後の会見で、鬼木監督は「申し訳なく思う」と自分自身のアプローチに矢印を向けた。スコアこそ最少得点差だったが、より迫力を出していたのは湘南だった。消極的な選択が目立つようになった鹿島は、終盤の追い上げもかなわず、勝ち点を持ち帰ることはできなかった。

 初戦は自身に「甘さがあった」と指揮官は振り返り、選手たちに「執着心や執念みたいなものが1試合目は足りなかった。それはここから出していく。申し訳ない」と伝えた。湘南戦から1週間のヴェルディ戦では、その言葉通り強気なプレー選択が印象的だった。小池龍太らの気が利いたポジショニングがそれを下支えし、鈴木優磨とレオ・セアラがいずれも2得点の活躍を見せている。

 新潟戦はまた違った展開となった。ボールを握れずパスを回される時間が長かった。それでも2トップの献身的なプレスに象徴される抜け目ない戦いで、最後はセットプレーからのオウンゴールが決勝点となり勝ち点3をつかみ取っている。
 

 小さな変化と言ってしまえばそれまでだが、その小さな変化が勝利のためには必要だった。

1 2

KANZENからのお知らせ

scroll top
error: Content is protected !!