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【写真:Getty Images】
宿敵との一戦を控えるなでしこ
シービリーブスカップ(アメリカ遠征)最終戦、アメリカ女子代表対なでしこジャパン(日本女子代表)の試合が27日に行われる。同カップ優勝をかけてぶつかるアメリカ代表となでしこのこれまでの戦いについて、アメリカ合衆国サッカー連盟公式サイトが伝えていた。
昨年12月にニルス・ニールセン新監督が就任したなでしこジャパン。新体制の初陣である第1節・オーストラリア代表との試合は4-0で大勝。続く2戦目のコロンビア戦は、開始18秒でMF谷川萌々子が約30mのロングシュートを叩き込み、チームも勢いに乗ったことで4-1と2戦連続4ゴールを奪う好調ぶりを見せていた。
同サイトでは、「日本はコロンビアに4-1で圧勝し、大会2連勝を飾った。日本は得失点差+7と2勝を挙げて、アメリカとの最終戦に臨む。引き分けさえすれば初のシービリーブスカップのタイトルを獲得できる」と日本の優勝条件について述べた上で、アメリカ代表チームについては次のように伝えている。
「米国は大会優勝のために勝利が必要だ。第2節のオーストラリアとの試合では苦戦の末勝利している。第1節のコロンビア戦とは全く異なる先発メンバーを起用した。これは珍しい動きで、エマ・ヘイズ監督の選手構成と戦略の奥深さ、実験性を浮き彫りにした。指揮官は、在任期間中に、明日のスター選手を育成すると同時に、今ここで成功を収めることも重要だと明言し続けている。シービリーブスカップでのメンバー構成は、柔軟性、深さ、機会を重視しており、26年秋の次の主要国際大会に向けて、さまざまな選手の組み合わせを評価するつもりだろう」
また、両国の対戦の歴史についても触れており「米国と日本は、女子サッカー界で最も魅力的な国際ライバル関係の一つであり、世界最大の舞台で数々のハイリスクな対戦が繰り広げられている。日本は戦術的アプローチと技術の質で一貫して米国と向かい合っており、両チームの対戦はいずれも世界で最も尊敬される2チームによる魅力的なチェスのような試合となっている。最近のオリンピックでの戦いも例外ではなく、両国が対戦すると差はわずかであることが改めて証明された」と、両国の間に差がほとんどないこと、魅力的な試合になるであろうことを強調していた。