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32年にわたるJリーグの歴史は、日本人選手の活躍だけでなく、ワールドクラスの選手たちによっても彩られている。彼らの華麗なプレーは今も多くのファンの記憶に残っていることだろう。そんな世界的名手の中にはキャリアの最終章をJリーグで迎えた者もいる。今回は日本で現役引退した外国人スーパースターたちを紹介する。
※スタッツはデータサイト『Transfermarkt』を参照
FW:ダビド・ビジャ(元スペイン代表)
生年月日:1981年12月3日
最終在籍クラブ:ヴィッセル神戸
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稀代のストライカーは、Jリーグのファン・サポーターに「世界」を見せてくれた。
元スペイン代表FWダビド・ビジャはスポルティング・デ・ヒホンでトップチームデビュー。スペイン2部リーグで頭角を現し、2003年にレアル・サラゴサにステップアップを果たした。
その後はバレンシアとバルセロナで、センターフォワードと両ウイングをこなす万能アタッカーとして活躍。バレンシアでは公式戦225試合で129ゴール、バルセロナでは公式戦119試合で48ゴールと得点を量産した。
13/14シーズンをアトレティコ・マドリードで過ごした後は母国を離れ、Aリーグ(オーストラリア)やMLS(アメリカ合衆国)など欧州外でもプレー。そして2019年にヴィッセル神戸加入が正式に決まり、Jリーグ初挑戦を果たすことになった。
ビジャの加入で神戸には魅惑の3トップが完成。ビジャ、アンドレス・イニエスタ、そしてルーカス・ポドルスキの『VIPトリオ』という名実ともに豪華絢爛なトリデンテがリーグの注目を集めた。
加入当時は37歳とキャリアの最終章に差し掛かっていたが、彼がもつ天性のシュート技術は衰え知らず。リーグ戦28試合で13ゴールをマークするなど高い得点力を発揮している。
神戸サポーターだけでなく、日本のサッカーファンを熱狂させたビジャだが、彼がJリーグでプレーしたのは2019シーズンのわずか1年のみ。2020年元旦に行われた天皇杯決勝が現役ラストマッチとなった。同大会の優勝を置き土産にしてスパイクを脱いでいる。
その姿を直接観ることができた期間は長くはなかったが、ビジャがクラブにもたらしたものは少なくない。神戸のメジャータイトル初獲得に一役買っただけでなく、クラブの格を一段階上に引き上げた印象だ。