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【写真:Getty Images】
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リバプールに所属するサッカー日本代表MF遠藤航は、アルネ・スロット新監督のもとで序列を落とし、シーズン序盤は出場機会がほとんどなかった。しかし、シーズンが終盤に突入するにつれて再び出場機会を増やし始めている。データサイト『FotMob』が、遠藤の重要性が高まっている理由について伝えていた。
スロット監督が就任したリバプールでは、MFライアン・グラフェンベルフが抜擢されたことによって遠藤はシーズン序盤にポジションを失ってしまっていた。しかし、同選手は今季スタメンでほぼフル稼働してきたこともあり疲労が目立ち始めたこと、負傷者の増加などの影響から、遠藤も途中交代から出場機会を得るようになる。
リバプール専門メディア『ThisIsAnfield』のジャック・ラスビー記者は、『FotMob』にて昨夏に移籍金が発生するのであれば遠藤を放出するべきだという考えであったこと、そしてその考えは間違っていたことを認めた上で、「私は遠藤航について間違っていた。そしてアルネ・スロットも間違っていたんだと思う」と前置きし、次のように語っていた。
「遠藤はライアンと同じタイプの6番ではない。夏の主なターゲットだったマルティン・スビメンディとも似ていない。だが、彼がスロットのシステムにフィットしないというのは誤りだ。実際、グラフェンベルフが疲れを見せ始めてから、スロットはエンドウの才能をもっと生かすべきだとの思いは強まっている。グラフェンベルフは最高のシーズンにあるが、エバートン戦で彼がわずか1時間で交代になったことは、疲れやすくなっていることを裏づけた」
また、「スロットがまだプレミアで遠藤を先発起用しておらず、CLでの8試合でスタメンだったのも、ローテーションがあったPSV戦だけだったことは変わらない。それはこの段階でも彼が遠藤の能力を完全に信頼しているのかという疑問を生む。何か月も途中出場で納得の出来を見せ、カップ戦で先発出場したときも堅実で、時にはCBすらこなしてきたのに、だ」と、遠藤をもっと信頼して起用すべきだと強調。
自身が遠藤について間違った認識を持っていたことを認めた上で、「監督も間違っているのではないかと考え直す必要があるのではないだろうか。結局のところ、リバプールの3番はこれまで、あらゆることを投げつけられても、最高水準で対処してきたのだ」と、遠藤を賞賛する言葉を続けていた。
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