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Jリーグが誕生してから30年以上が過ぎ、各クラブは後世に語り継がれるような戦いの歴史を紡いできた。戦績が積み重なると、自然と「得意なクラブ」「苦手なクラブ」という傾向が表れてくる。そこで今回は、鹿島アントラーズにフォーカス。各チームとの通算対戦成績から1試合あたりの平均獲得勝ち点を算出したJ1相性ランキングを紹介する。※通算対戦成績は『J.LEAGUE Data Site』を参照。現行ルールに合わせて、勝ち(Vゴール含む)=勝ち点3、引き分け=勝ち点1、負け=勝ち点0で計算。並んだ場合は1:勝利数、2:得失点差、3:総得点で順位を決定。データは1993~2024シーズンまでのJ1リーグに限る
5位:サンフレッチェ広島
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【写真:Getty Images】
平均獲得勝ち点:1.62
通算対戦成績:66試合/32勝11分23敗/97得点84失点
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鹿島アントラーズが苦手とするクラブの5位にランクインしたのは、“オリジナル10”のクラブ同士としてJリーグ発足時からしのぎを削ってきたサンフレッチェ広島だ。
鹿島と広島がJリーグで初めて対戦したのは、1993年6月12日のサントリーシリーズ第9節だった。この時は黒崎比差支(2000年以降の登録名は黒崎久志)のゴールでアウェイの鹿島が1-0で勝利したが、リターンマッチとなった7月10日の第17節ではホームで1-2と惜敗している。
広島との通算対戦成績は、66試合で32勝11分23敗。平均獲得勝ち点は「1.62」と、“常勝軍団”の鹿島としてみれば些か物足りない数字だ。勝率は48.5%と5割以下に低迷。特にアドバンテージがあるはずのホーム戦では近年相性の悪さが目立っており、直近5シーズンでは1勝2分2敗と勝ち点を取りこぼしている。
鬼木達新監督の下、2025シーズンの鹿島はタイトル奪還を至上命題に掲げている。国内屈指の名門クラブはJ1歴代最多の20冠を誇るものの、国内三大タイトル(Jリーグ、天皇杯 JFA 全日本サッカー選手権大会、JリーグYBCルヴァンカップ)獲得は2016シーズンのJ1リーグおよび天皇杯優勝の二冠達成が最後となっている。
今シーズンは4月2日の第8節に広島との対戦が組まれているが、会場は広島の本拠地『エディオンピースウイング広島』だ。臨場感抜群の新スタジアムが生み出す空気は鹿島にとってやっかいな要素だが、初来訪となった2024年5月15日(第14節)の試合では3-1と快勝を収めている。
良い感触を最大限に活かし、今年もアウェイの地で広島を撃破できるかどうかに注目だ。