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修行大成功!? Jリーグ、期限付き移籍から復帰した即戦力候補(4)4年ぶりの帰還! 愛するアルビレックス新潟を守れるか

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

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 明治安田Jリーグの2025シーズンが開幕した。各クラブは着々と準備を進めている。今季、期限付き移籍から復帰した選手にとっては、勝負のシーズンとなることだろう。今回は、期限付き移籍から復帰した注目の選手をピックアップ。移籍先での成長度をA〜Cの3段階で評価する。※成績は『transfermarkt』を参照

GK:藤田和輝(ふじた・かずき)

藤田和輝
【写真:Getty Images】

2025所属クラブ:アルビレックス新潟
2024期限付き移籍先:ジェフユナイテッド千葉
2024リーグ戦成績:24試合30失点
期限付き移籍先での成長度:C

 アルビレックス新潟の下部組織出身者である藤田和輝は、2019シーズンにトップチームへと昇格。2020シーズンは小島亨介や大谷幸輝といったライバルを抑えてレギュラーの座を確保した。同年12月にはプロA契約を締結するなど、キャリアの滑り出しは順風満帆と言えるようなものだった。

 だが、翌2021シーズンは阿部航斗にレギュラーを奪われると、負傷欠場が続いていた小島の戦列復帰もあり序列が第3ゴールキーパー(GK)に低下。同シーズンはJ2リーグで2試合に出場したのみだった。

 2022および2023シーズン、藤田は武者修行のために栃木SCへと期限付き移籍。2023シーズンは自身初の開幕スタメンに選ばれると、主力GKとしてリーグ戦32試合に出場した。

 2024シーズン、藤田はジェフユナイテッド千葉への期限付き移籍を決断する。開幕からスタメンの座を確保するも、夏場以降は鈴木椋大の後塵を拝して試合出場から遠ざかった。最終的に藤田はJ2の24試合でゴールマウスを守り、30失点を記録。絶対的な守護神として君臨した前半戦と、ベンチを温めた後半戦という対照的な時期を過ごしたシーズンを終えた。

 2025シーズン、藤田は勝負の時を迎える。小島と阿部の両GKが揃って退団した保有元の新潟へと復帰することが決まったのだ。

 4年ぶりに古巣復帰を果たしたわけだが、主力と控えGKが抜けたチームに加わるというのは決して簡単なシチュエーションではない。新潟が藤田を呼び戻したのは“穴埋め”の意味合いが強く、結果を出せなければ早々に見限られるリスクもあるからだ。

 千葉で誰もが認めるような成績を収めたとは言い切れないなか、新潟で過ごす今季は23歳の生え抜きGKにとって今後のキャリアを占う試金石となるだろう。

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