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【写真：Getty Images】

鈴木の活躍を高評価

　イタリア・セリエA第25節パルマ対ローマの試合が現地時間16日に行われた。試合は、ローマが1-0で勝利している。パルマに所属するサッカー日本代表GK鈴木彩艶は、この試合に先発フル出場していた。ローマ戦でみせた鈴木のあるセーブと今季の好調ぶりについて、英メディア『VAVEL』が絶賛している。

　ローマ戦では、マティアス・スーレの完璧なフリーキックによって、先制を許してしまったパルマ。しかし、50分には1対1の場面でスーレのシュートをうまくセーブすると、弾いたボールに詰めていたサラー・エディンのシュートにも飛びつき、ゴールライン上にあるボールを掻き出して決定的なピンチを防ぐ見事な「ダブルセーブ」を見せていた。

　同メディアは、「このセーブは、今シーズンのセリエA、いや、残りの国内欧州リーグ戦でもおそらく上回られることはないだろう」と、鈴木のこの試合における2度のシュートストップを今季ヨーロッパ1だったと絶賛。そして、今シーズンにおける活躍を次のように評価していた。

「22歳の彼は昨夏の契約以来、わずか2試合しか無失点に抑えていないが、獲得希望者の目に留まるセーブを見せており、他のクラブから注目を集めている。パルマは2部で3シーズンを過ごした後、セリエAに復帰した。残留することが常に目標だったが、それは厳しい状況だ（25試合を消化して勝点20の降格圏内）。しかし、鈴木がセリエAでの生活に素早く適応し目覚ましい活躍を見せたことはまれに見るプラスとなった。

　そして、「ここは（元イタリア代表GK）ジャンルイジ・ブッフォンがキャリアをスタートさせたクラブであり、伝説的なゴールキーパーの地位に到達することは難しいだろう。しかし、鈴木が将来有望であることは明らかである」と言葉を続け、「パルマでの最初の数ヶ月で彼は賞賛を集めた。ヨーロッパでも最も優れたゴールキーパーの一人と見なされるようになっている。鈴木にとってこれからの数年間は間違いなく明るいものになるだろう」と、欧州注目の守護神となりつつある鈴木を高く評価している。