サッカーU-20日本代表 最新ニュース
AFC U-20アジアカップ中国2025(U-20アジア杯)が12日に開幕し、U-20サッカー日本代表は14日のU-20タイ代表戦で白星スタートを切った。9月に開幕するU-20ワールドカップへの出場権も懸かるこの大会で、最も高く評価されている選手は誰なのか。アジアカップに臨むU-20日本代表メンバーの市場価値ランキングを紹介する。市場価値は『transfermarkt』を参照。市場価値が並んだ場合はサイトの表示に準拠。データは2月13日時点。
10位:井上愛簾(いのうえ・あれん)
生年月日:2006年9月19日(18歳)
所属クラブ:サンフレッチェ広島
市場価値:10万ユーロ(約1400万円)
昨季リーグ成績:4試合0得点2アシスト
サンフレッチェ広島に所属する井上愛簾は、市場価値10万ユーロ(約1400万円)でU-20日本代表の10位にランクインした。広島の育成組織出身のストライカーで、U-17から世代別日本代表に招集されてきた逸材だ。
昨年4月にプロ契約を結び、J1第7節・湘南ベルマーレ戦でトップチームデビューを果たした。その後は主にU-18でプレーしたが、第26節・セレッソ大阪戦では途中出場から2アシストを記録し、トルガイ・アルスランの得点を演出。広島の勝利に貢献した。
さらに、11月のAFCチャンピオンズリーグ2(ACL2)・カヤFC戦では初得点を記録し、トップチームでも一定のインパクトを残した。
井上の特徴は、相手DFの背後を取る動きの巧みさにある。トップチームではまだ多くのゴールを決めているわけではないが、積極的にチャンスへ関与するプレーが持ち味だ。
身長177cmと、特別高身長ではないが、しっかりとした体格を持ち、フィジカルコンタクトにもひるまない。さらに、前線からのハイプレスにも積極的で、現代のストライカーに求められる守備意識の高さも魅力だ。
広島は、昨シーズンにジュビロ磐田で19得点を挙げたジャーメイン良が加入し、井上にとって出場機会を得るのは簡単ではない状況だ。しかし、昨年夏に移籍した大橋祐紀のように、高い決定力を示せればチャンスは増えていくだろう。まずはU-20日本代表として結果を残し、クラブに戻って2025シーズンの飛躍につなげたい。