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
【写真:Getty Images】
前田の好調ぶり
UEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメントプレーオフ(PO)1stレグ、セルティック対バイエルン・ミュンヘンが現地時間12日に行われた。試合はバイエルンが2-1で勝利している。この試合でフル出場を果たしたセルティックの前田大然の好調ぶりについて、現地メディア『The Celtic Star』が注目していた。
強豪バイエルンとの試合に出場した前田。2点ビハインドの状況から、79分にコーナーキックから混戦の中でヘディングで同点弾を決めていた。もっとも、その後1点が遠く試合は1-2で破れている。
この試合でゴールを決めた前田は、リーグ戦やカップ戦を含めると4戦7ゴール2アシストと絶好調。1試合あたり2得点以上に関わる圧倒的な成績をおさめている。同メディアは、「日本のダイナモは人生最高の好調ぶりを見せており、同胞の古橋亨梧がチームを去ってからさらに勢いを増した。セルティックの攻撃陣の主力となるチャンスを満喫している」と述べた上で、前田について次のように語っていた。
「アンジ・ポステコグルー前監督は前田から何を得ることができるのか分かっていた。勤勉で強い意志を持ち、プレッシャーをかける能力も持ち合わせており、現時点では世界のサッカー界においておそらく並ぶものはいない。デビュー戦で得点して以来ますます強くなり、この2年間で計り知れないほど成長した」
前田の充実ぶりに目を細める一方で、不安も感じているようだ。記事では、「すでにダイゼンはトップリーグから注目を集める選手になりつつある」と前置きし、「ライバルを常に打ち負かしリーグ戦やカップ戦でゴールを決めて、CLでも得点を上げる前田は引き止めるのに苦労するかもしれない選手になりつつある。特にプレミアリーグにとっては、非常に求められる人材になっているというわけだ」と、このままの活躍が続けば、来夏の移籍市場において前田が他のリーグから引き抜かれる可能性もあると指摘していた。
昨季はマット・オライリーがプレミアリーグのブライトンに引き抜かれており、前田はそれに続く選手になりうるとも予想している。果たして、セルティックで好調を維持している前田は、来夏の移籍市場においてセルティックを去ることになるのだろうか。
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