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2025年 J1補強評価ランキング【川崎フロンターレ】戦力維持が限界? パワーアップは…

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2025シーズンの明治安田J1リーグの開幕が間近に迫っている。各クラブはこのオフに積極的な補強を行い、スカッドの強化を図った。では、最も充実した冬を過ごしたのはどこだったのか。今回は、今オフの選手補強で人員整理に成功したクラブをランキング形式で紹介する。(文:Nobuya Akazawa|J1全部見るマン)

川崎フロンターレ

川崎フロンターレ

今冬の補強評価ランキング:16位

 2023シーズンにYBCルヴァンカップを制し、アビスパ福岡にクラブ史上初タイトルをもたらした長谷部茂利監督を招聘し、川崎フロンターレは新たなスタートを切った。既存の主力選手たちの多くが残留して戦力維持ができている一方、静かな移籍期間を過ごしている。

 最大の注目は伊藤達哉だろう。遠野大弥の移籍に驚きはあったが、そのポジションに伊藤を連れてこれたのは成功と言える。若くして世界へ羽ばたいたドリブラーは、川崎の新たな矛となる。小気味良いテンポのドリブル、小回りの利くターン、ゴールに向かっていく推進力は、長谷部監督が指揮を執っていた福岡の紺野和也に重なる部分もある。戦力アップになり得る存在だが、“Jリーグの水”に合うか、適応するのにどれくらいの期間を要するかが鍵になるだろう。

 中盤ではゼ・ヒカルドが湘南ベルマーレへ期限付き移籍したが、大関友翔がJ3ベストイレブンの実績を引っ提げて福島ユナイテッドFCから復帰している。育成組織出身で193cmの体躯を持つ左利きセンターバックの神橋良汰、U-18から昇格してU-20日本代表にも名を連ねる土屋櫂大など、将来性豊かなメンバーが加わる。

 ただ、ライバルチームが積極的な動きを見せていることも考えると、総合的には物足りないという評価になるのが正直なところだ。

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【了】

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