グロスクロイツとケールが負傷
デジャヴ、である。2014年1月17日、スペイン南東部ラ・マンガでの合宿最終日の前日、ボルシア・ドルトムントはステアウア・ブカレストとテストマッチを行なった。
ドルトムントが1-0で勝利する。翌18日付の独大衆紙ビルト日曜版は同試合を「ホラー・テスト」として報じている。ステアウアとのテストマッチで、グロスクロイツとケールの2名が負傷した。
ビルト日曜版は「クロップにとってダブル・ショック!」とする。グロスクロイツは1週間での復帰が見込まれているが、ケールについて19日の時点で負傷の程度は明らかになっていない。
またビルト日曜版は「唯一の希望」として、ロイスの56日ぶりの復帰と、新加入したカンプルとの「秩序だった調和」を取り上げている。
デジャヴ―既視感がドルトムントを覆っているようでもある。そこにあるのは前半戦に繰り返された光景だ。誰かが負傷して「クロップにとってショック」となっては、誰かが復帰して「希望」として報じられる。
同様にケールとグロスクロイツの離脱とロイスの復帰を大きく取り上げた19日付のビルト紙は、怪我や各国代表への参加によりブンデスリーガ後半の開幕戦を欠場すると見込まれる57名の選手のリストを掲載した。
【次ページ】ゲーゲンプレッシングの追求を示唆するクロップ