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上田綺世、フェイエノールトの新エースになれるか？

　イタリア・セリエAのACミランは現地時間3日、オランダ1部のフェイエノールトからサッカーメキシコ代表FWサンティアゴ・ヒメネスを完全移籍で獲得したことを発表した。ライバルFWが移籍したことで、サッカー日本代表FW上田綺世は新エースとなれるか。英メディア『One Football』が報じた。

　今季ここまで公式戦19試合の出場で16得点を記録していたヒメネスがミランへ移籍となった。得点源を放出したフェイエノールトでは、上田にかかる期待が大きくなっている。上田は2日に行われたアヤックス戦でスタメン出場を果たすと、同点ゴールをアシストしたが、チームは敗北を喫してしまった。

　同メデイアによると、オランダの番組『ラインモンド』でコメンテイターのデニス・クラーネンブルグ氏とフェイエノールトに所属していたRKCヴァールヴァイクFWミシェル・クラーメルがこの移籍と上田について議論。クラーネンブルグ氏は「この移籍はフェイエノールトの野心を犠牲にするものかもしれない」と語ったという。

　また、アヤックス戦での上田のプレーに触れ、「1試合だけで評価するのは難しいが、ボールタッチ数が13回と少なかったのは気になる」と懸念。それに対して、クラーメルは「ストライカーがゴールを決めるには、周囲に創造的な選手が必要だ。フェイエノールトには、9番の選手を得点機会に導く意識が欠けているように感じる」と言及した。

　得点量産のFWが移籍となったフェイエノールトだが、上田に期待する声も多い。果たして、日本代表のストライカーは新エースとして相応しい活躍を見せることができるか。