決勝ゴールを決めたレザ・グーチャンネジャード【写真:Getty Images】
【イラン 1-0 UAE アジア杯グループC第3節】
AFCアジアカップのグループリーグ第3戦、イラン対UAEの試合が19日に行われ、終盤のゴールでイランが接戦を制した。
すでに2連勝で決勝トーナメント進出を決めている両チームの対戦は、グループ首位の座を争う一戦となった。
序盤からイランは少ないパスでスピードに乗って相手ゴールに迫る形、UAEは短いパスをテンポよく繋ぎながらO・アブドゥラフマンを中心にゴールを目指す形で先制を狙う。
拮抗した展開のまま時計の針は進むが、イランが前半終了間際にCKから立て続けに決定機を生み出す。しかし、ゴール前を固めたUAEの体を張った守備の前にゴールネットを揺らすことができない。
後半、勝たなければグループ首位突破がかなわないイランはデヤガー、グーチャンネジャードといった個の力で打開できるアタッカーを投入するが、UAEが主導権を握り、思うようにチャンスを作れない。
79分、UAEは常に危険な存在となっていたO・アブドゥラフマンがチャンスメイク。鋭い縦パスをオフサイドラインすれすれに立っていたマブフートへ送る。しかし、シュートを枠外に飛ばしてしまい、先制とはならない。
イランは終盤、それまで使っていなかったロングスローでUAEゴールに迫るが、これも通らない。
だが、まだ試合は終わっていなかった。後半アディショナルタイム、CKのこぼれ球拾ったイランはダイレクトでエリア内へボールを送る。それに途中出場のグーチャンネジャードが頭で合わせて土壇場で先制ゴールを手にした。
そしてこの1点を守り切ったイランが3連勝を飾り、グループC首位で突破を決めた。
日本はグループDを首位で突破すればUAEと、2位で突破すればイランと準々決勝で対戦することになる。
【了】