イラン注目の20歳のFWサルダル・アズムン【写真:Getty Images】
グループC最終戦、イラン対UAEは19日に行われる。共に決勝トーナメント進出を決めており、この直接対決に勝利したほうがグループを首位通過となる。
イランの現地紙『ハムシャフリ』によれば、評判の高い20歳のFWサルダル・アズムンがこの試合に間に合う見込みだという。
この若きストライカーは、先週のカタール戦で決勝ゴールを決めた直後に足首を負傷していた。代表の医療スタッフもアズムンは復帰できると考えているようで、イランにとっては嬉しいニュースだろう。
そして、同じくイラン紙『エテマド』では、イランのカルロス・ケイロス監督の試合前会見について報道。準々決勝では日本の所属するグループDのチームと対戦することになるが、日本と対戦する可能性については明言を避けているようだ。
ケイロス監督は日本との対戦について警戒はしているようだが、アジアカップ制覇を目指すのであれば、先々の対戦相手のことを心配するべきではないとも考えている。
UAE戦に向けては、”美しいフットボール”をし、グループCを首位で通過することに集中していると伝えられている。
さらにイランの新聞『90』はこれまでの2試合の統計データを元にした記事を掲載。
イランFWグーチャンネジャードはここまで無得点だが、7本の枠内シュートを放っており、これはイランの全選手中最多。次いでハジサフィの4本で、その内1本はバーレーン戦の見事なゴールも含まれている。これにデヤガーとカタール戦でゴールを決めたアズムンの3本が続いている。
アシュカン・デヤガーはウインガーとして素晴らしいプレーを披露している。ここまで2試合で7度の決定機を演出。アンドラニク・テイムリアンはより守備的な役割をこなしながらも、デヤガーに次ぐ4度の決定機を作り出している。
パスの本数が最も多いのはMFジャパド・ネクナムだ。彼は2試合で91本のパス記録し、チームを牽引している。
さらに別の記事では、GKのアリレザ・ハギギにも注目。イランはここまで韓国(3試合)、日本(2試合)と並び未だ無失点と堅守を誇る。UAE戦でもクリーンシート達成となれば3試合連続となる。今大会で最も安定したGKの一人になるだろうと、母国のメディアからも大きな期待を懸けられている。
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