香川真司に厚い信頼を寄せる遠藤保仁【写真:Getty Images】
日本代表は18日、アジア杯グループステージ最終節ヨルダン戦に向けて練習を行った。
アギーレ監督の下では、インサイドハーフとして起用されているMF遠藤保仁。初戦のパレスチナ戦では先制ゴールを決めるなど攻守に存在感を示している。
一方、その“相棒”となるMF香川真司は、ここまで新体制ではノーゴールと新たなポジションへの適応に苦悩していることを明かしている。
そんな香川に対して、遠藤は「ゴールを取るだけがサッカーの仕事じゃない。いい形で絡めていると思うし、前回の試合もフィニッシュもいい形で絡めている。それを繰り返せばいずれ入るんじゃないかと思う」と、厚い信頼を寄せている。
さらに、「十分機能しているとは思う。点が入る時は入るし、入らない時は10試合でも20試合でも入らない。チームとしていかに機能しているかの方が僕は大事だと思う」と、この2試合での香川のパフォーマンスを高く評価した。
それでも「ただ、攻撃が彼の最大の特徴だと思う」とした上で「真司があんまり下がり過ぎるっていうのはあんまり良くない。その辺が見受けられれば、また僕も注意しながらポジションも取れればいいかなと思う」と、香川の長所を生かすために最大限のサポートを誓った。
とはいえ、香川のみならず若手選手は得点への欲求を強めがち。そんな後輩について遠藤は「いやまあ持っていて当然だと思う」と理解を示し、「それをうまくサポートしながらお互いがゴールに絡んでいけるようにすればね、またチームとしてもいいことだと思う」とチームにとってもプラスとなることを示唆した。
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