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【写真：Getty Images】

佐野のライバル獲得も…？

　ドイツ・ブンデスリーガの1.FSVマインツ05は、1.FCハイデンハイムからMFレナード・マロニーを完全移籍で獲得した。ドイツメディア『kicker』は、マインツに所属するMF佐野海舟とマロニーはポジション争いが予想されるも、佐野の立ち位置は現状安泰であると評価している。

　マインツは現地時間22日に、ハイデンハイムから25歳のMFマロニーを完全移籍で獲得した。サッカーアメリカ代表としての経験もある同選手が主戦場としているのは、佐野と同じく守備的MFのポジションだ。

　佐野のライバルになる可能性もある補強だが、『kicker』は現状佐野が先発出場する可能性が高いとみているようだ。ブンデスリーガ公式サイトが発表しているデータによると、18試合を消化した段階でデュエル勝利数203回でリーグ2位、通算走行距離207kmでリーグ4位、トップスピード34.42km/h（チーム3位、リーグ49位）など、ボール奪取やデュエルの強さといった面でリーグトップの数字を残している。

　また、特筆すべき点は、相手の攻撃の芽を潰す役割を担っていながらイエローカードを未だに受けていない点だ。

　同メディアもこういった佐野の優れた点に触れており、「佐野にとって新たなライバルが現れた。マインツはすでに今夏の加入で内定していたレナード・マロニーをハイデンハイムから獲得している。6番の位置で誰かが欠場した場合、マインツは本来CBのドミニク・コーアや通常はより前のポジションであるイ・ジェソンを起用する必要がなくなった。一方、全員が万全の状態なら、マロニーは佐野を追い抜くのは難しいだろう」と、基本的には佐野がレギュラーであると指摘していた。