UEFAヨーロッパリーグ（欧州EL）最新ニュース

【写真：Getty Images】

毎熊晟矢が決勝点の起点に

　毎熊晟矢が所属するAZアルクマールは現地時間23日、UEFAヨーロッパリーグ（EL）のリーグフェーズ第7節でASローマと対戦し、1-0で勝利を収めた。この試合で決勝点の起点となり、フル出場で勝利に貢献した毎熊だったが、現地メディアの評価はどのようなものだったのか。

　ここまで6試合を消化し、2勝2分け2敗の17位に位置するAZ。今節では、直近の公式戦6試合を4勝2分と好調を維持する14位ローマをホームに迎えた。毎熊はELの舞台で7試合連続でスタメンに名を連ねた。試合は両者ともに得点を奪えず、0-0のまま時計の針が進む。そして迎えた80分、ホームチームが試合を動かす。

　毎熊が前方へ送ったボールから流れるようなパスワークで、左サイドを駆け上がってきたデイヴィッド・モラー・ウルフにパスが渡ると、同選手の折り返しをトロイ・パロットが押し込み、終盤に先制ゴールを奪う。このリードを守り切ったAZが、1-0で勝利。ホームで貴重な勝ち点3を獲得したAZは、14位に浮上した。

　オランダメディア『VP』は、27歳の日本人サイドバックに「6.5」をつけ、「毎熊はあまり目立たなかったが、試合終了15分前の攻撃参加はAZの炎を再燃させた」とまずまずの評価を下した。

　一方で、クラブ専門メディアの『AZAlerts』は「7.5」を与え、「毎熊は突然ローマのゴール前に顔を出した。これは彼のパフォーマンスを象徴しており、（パウロ・）ディバラのような攻撃センスが彼にあるわけではないが、とても効果的だった」と守備をきちんとこなしつつも、効果的な攻め上がりを見せた毎熊を高く評価している。AZの次節は30日に行われ、敵地でハンガリーのフェレンツヴァーロシュTCと対戦する。