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Jリーグの各クラブは2025シーズンに向けた準備を進めており、この冬も移籍市場では様々な動きが見られる。これまでJリーグでは数多くのビッグネームの移籍が成立してきた。今回は、Jリーグのクラブが獲得した選手の中から、移籍金が特に高額だった選手をランキング形式で紹介する。※移籍金や市場価値、スタッツは『transfermarkt』を参照。順位が並んだ場合は、同サイトの表示順に準拠。
4位:イルハン・マンスズ
【写真:Getty Images】
生年月日:1975年8月10日
移籍先:ベシクタシュ(トルコ)→ヴィッセル神戸
移籍日:2004年2月12日
移籍金:500万ユーロ(約8億円)
元スペイン代表のアンドレス・イニエスタなど、世界的なビッグネームを獲得して注目を集めることが多いヴィッセル神戸だが、最初の一手とも言えるのが、2004年の補強だ。当時のJリーグ史上最高額で、トルコのベシクタシュから移籍金500万ユーロ(約8億円)で同国代表FWのイルハン・マンスズを獲得した。
イルハンは、2001/02シーズンにトルコ1部リーグで30試合に出場し、21得点5アシストを記録した実力派のストライカーだった。しかし、日本ではそれ以上に、その容姿でも注目を集めた。
2002年に日韓ワールドカップ(W杯)が開催され、イルハンはトルコ代表として活躍。トルコ代表が決勝トーナメント1回戦で日本代表と対戦したことも手伝い、イングランド代表のデビッド・ベッカムのように「イケメン選手」としてワイドショーなどでも取り上げられた。3位決定戦の韓国代表戦では2得点1アシストを記録する大活躍で、知名度を一層高めた。
人気と実力を兼ね備えたイルハンに関心を寄せた神戸は、2004年2月に獲得を決め、大きな話題を集めた。
しかし、ピッチ上での活躍は全くといっていいほどなかった。加入後すぐにかねてから問題を抱えていた膝の痛みが再発。Jリーグ出場はわずか3試合にとどまり、同年6月にはクラブに無断で帰国。そのまま退団となった。
その後イルハンは、2006年に現役引退するまでドイツやトルコのクラブでプレーを続けたが、目立った成果は残せなかった。神戸でプレーできなかった背景にはケガの影響があったと考えられるが、結果的に移籍金500万ユーロ(約8億円)はPR費用に終わったと言える。
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