「日本が完全にコントロールできている」
日本代表は16日、アジア杯グループステージ第2戦でイラクと対戦し、1-0で勝利を収めた。
この試合について、現地オーストラリアで取材するイングランド人ライターのショーン・キャロル氏に話を聞いた。
――ハビエル・アギーレ監督は、パレスチナとの初戦と同様にGK川島、DF酒井高、吉田、森重、長友、MF長谷部、遠藤、香川、FW本田、岡崎、乾を起用しましたね。
「この試合に勝てば、グループ突破を75%は決めるので、ベストメンバーで戦いたかったんだと思う」
――イラクは、ヨルダンとの初戦を1-0で勝利するなど同グループで最も手強い相手とみられていますが、立ち上がりはいかがですか?
「コンパクトに守っている。日本はボールを回せているけど、イラクは『どうぞ』と言っているみたい。でも、ワイドポジッションからカウンターアタックを狙ってくるはず。セットプレーも危ない」
――15分、その言葉通り、イラクのファウル判定となったもののCKからピンチになりそうな場面もありましたね。
「今のは本当に危ない! でも、川島も良い反応だった」
――それでも23分には本田が2試合連続のPKを決めて先制しました。今日の本田はいかがですか?
「快適にプレーできているね。完全にボールをコントロールできる」
――日本は全体的にボールを持ちやすそうにプレーできていますね。
「イラクは日本にボールを持たせてカウンターを狙っているけど、そのせいでプレスが弱い。日本が完全にコントロールできている。今日の日本に1タッチサッカーは必要ない。2タッチ、3タッチも出来る」