なでしこジャパン・WEリーグ 最新ニュース
背番号と名前がないユニフォームを着用
FA女子リーグカップ準々決勝、マンチェスター・ユナイテッドWFC対マンチェスター・シティWFCが現地時間22日に行われた。試合はアウェイのシティが2-1の勝利を収めている。この試合では、試合途中にシティMFローラ・ブラインドキルデがユニフォームを取り替えたが、その背中には背番号と名前がなかった。
現地時間19日にもリーグ戦で激突したが、マンチェスター・ダービー第1戦はユナイテッドがエラ・トゥーンのハットトリックなどで4-2の勝利。そして、2試合連続のダービーとなった今回の試合では、シティの長谷川唯と藤野あおば、ユナイテッドの宮澤ひなたがまたもスタメン出場を果たし、山下杏也加が途中出場となった。なお、18日に加入が発表となった大山愛笑はベンチ入りも、出番なしに終わっている。
試合は12分、18歳のFWリリー・マーフィーの左からのグラウンダーのクロスにニアサイドに走り込んだローラ・クームスがゴールを決め、シティが先制に成功。35分にユナイテッドが同点に追いつくも、前半アディショナルタイムにマーフィーが左から右へカットインし、右足のシュートを放ってゴールを決めた。
まさかの事態が起きたのは、この試合の24分。インサイドハーフのブラインドキルデが突然ベンチへ向かい、ユニフォームを変える。そして、ピッチに戻ってきた同選手を見ると、背中に背番号19の文字と自らの名前がないユニフォームを着用していた。
英メディア『BBC』によると、ブラインドキルデのユニフォームに血がついてしまっていたという。そのため、ユニフォームを交換しなければいけなかった。なぜ、背番号と名前がないユニフォームで出てきたのかは説明はないが、その後も試合は中断されることなく終了しており、審判団もそれを了承した様子。男子の試合では、血痕などがついた場合は別のユニフォームと取り替えることも見られるが、今回の試合では替えのユニフォームがなかったのだろうか。