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【写真：Getty Images】

パルマが求めるGK鈴木彩艶の移籍金は？

　セリエAのパルマが、サッカー日本代表GK鈴木彩艶の移籍金を4000万ポンド（約78億円）に設定したようだ。イタリアメディア『Europa Calcio』が、現地時間20日に報じた。鈴木は、今季から活躍の場を移したイタリアでも成長を続け、プレミアリーグのビッグクラブからも注目を集めている。

　2023年夏にアカデミー時代から過ごした浦和レッズからシント＝トロイデンVVに加入した鈴木。1年目から正GKの座を確保し、公式戦32試合に出場した。ベルギーでの活躍が認められ、2024年夏にパルマへと移籍を果たすと、今季は出場停止により欠場した一試合を除き、ここまでリーグ戦全試合に出場。シュートストップやハイボールの処理だけでなく、ロングフィードで攻撃の起点になるなど、最後尾からチームを支えている。そんな成長著しい22歳のGKに、これまでにも獲得に興味を示していたマンチェスター・ユナイテッド以外にもチェルシーが関心を示しているという。

　同メディアは、「チェルシーは、将来のために鈴木を狙っている」と見出しをうち、「若い才能ある選手に対し、積極的にアプローチすることで知られるロンドンのクラブは、日本人選手を注意深く監視している」とエンツォ・マレスカ監督率いるチームが鈴木の獲得を模索していることを報じている。

　続けて「パルマは自らの宝石を簡単に手放すつもりはなく、鈴木の移籍金を4000万ポンド（約78億円）に設定した。この評価は選手の才能だけでなく、欧州のトップクラブにおいて高まる関心を反映している」と分析し、「チェルシーにとって、このGKの獲得は今後数年間にわたり、ゴールマウスの安定を確保するための重要な動きとなるかもしれない」と伝えている。批判を浴びた昨年のアジアカップから約1年になるが、鈴木は自身の評価を確実に高めている。