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サガン鳥栖でたくましいGKへと成長した朴一圭が、横浜F・マリノスのユニフォームに再び袖を通す。「クラブが掲げている目標が僕の目標」と言い切る35歳は、まだマリノスが見たことのない景色を見るために、全身全霊を捧げる。(取材・文:藤井雅彦)
プロフィール:藤井雅彦
1983年生まれ。日本ジャーナリスト専門学校卒業後、記者活動をスタートさせる。サッカー専門紙『エル・ゴラッソ』では創刊時から執筆し、06 年途中からマリノス担当に。 現在はサッカー専門誌などにも多数寄稿。「現場に勝るものなし」を信条に、担当クラブのいまを追っている。 ウエブマガジン『ヨコハマ・エクスプレス』 主筆
横浜F・マリノスに帰ってきた守護神
パギの愛称で親しまれる朴一圭が、横浜F・マリノスに帰ってきた。
言わずと知れた2019年リーグ制覇の立役者だ。その年にJ3のFC琉球から加入すると、YBCルヴァンカップでの活躍をきっかけにリーグ戦でも主力を担う存在に昇格。リーグ戦25試合に出場して15年ぶりの覇権奪還に大きく貢献した。
その後、2020年秋にサガン鳥栖へ完全移籍してからはJリーグを代表するGKへ成長していく。守備範囲がとにかく広く、ディフェンスライン背後のカバーはお手の物。正確な球出しでビルドアップの起点にもなれる。試合の流れを変えるシュートストップにも磨きをかけた。
こうして届いた古巣からの帰還要請。それはビッグサプライズだったが、本人に迷いはなかった。