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ラウタロ・マルティネスが強烈ミドルを突き刺す

　セリエA第21節のインテル対エンポリが、現地時間19日にジュゼッペ・メアッツァで行われた。試合は、ホームのインテルが3-1で勝利を収めている。この試合で均衡を破るゴールとなった、インテルのアルゼンチン代表FWラウタロ・マルティネスのミドルシュートは、圧巻だった。

　序盤からインテルがボールを握り、押し込む時間が続いたが、前半は0-0で終える。そして迎えた55分、主将のラウタロがエンポリの牙城を崩す。ニコロ・バレッラの横パスをボックス手前中央で受けた背番号「10」は、右足でのトラップから迷わず、右足を振り抜く。ゴール右上に向かって飛んだボールはGKデビス・バスケスの手をかすめ、ゴールに突き刺さった。

　一瞬空いたバイタルエリアに顔を出すポジショニングセンス、トラップからシュートまでの速さ、1ステップでの強烈なシュートなど、ストライカーに必要な要素が詰まったラウタロのゴールが、インテルに先制点をもたらした。

　その後、インテルは79分にデンゼル・ダンフリースがCKから打点の高いヘディングシュートでリードを2点に広げる。83分には失点を許したが、5分後にマルクス・テュラムがゴールを記録し、3-1で勝利を収めた。これでインテルはリーグ戦15試合負けなし。1試合消化の多い首位ナポリと3ポイント差の2位につけている。