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　フットボールに欠かせないのが、ホームチームを応援する熱狂的なサポーターたちだ。世界中に大なり小なり多くのスタジアムがある中で、2024年に世界で最も多くの観衆を動員したクラブはどこなのか。今回は、2024年に行われたリーグ戦での平均観客数を1～10位のランキング形式で紹介する。（データは『transfermarkt』を参照）

10位：マルセイユ（フランス）

ホームスタジアム：オレンジ・ヴェロドローム（67,394人収容）
2024平均入場者数：61,736人

　10位には、2024年だけで2度の監督交代を行うなど、激動の1年間を過ごしたマルセイユがランクインした。

　昨シーズンのリーグ戦は屈辱の8位でのフィニッシュとなったが、ロベルト・デ・ゼルビが新監督に就任した今季は見違えるほどにチームが成長。メイソン・グリーンウッド、ピエール・エミール・ホイビュルク、ヘロニモ・ルジら昨夏の補強組が主力として定着しており、第17節終了時点で2位と好順位につけている。

　この今季の調子の良さも集客力が増している要因だ。不振が続いた2024年の上半期の入場者数を見ると、ホームで行われた9試合のうち4試合で60,000人を下回っていた。それがデ・ゼルビ体制となった下半期にあたる今季前半戦は、7試合のうち6試合で60,000人を上回っており、チームが強くなるに連れてサポーターの熱気も増している。

　昨シーズン全体と今シーズン途中までの平均入場者数を見ると、57,608人から約6,000人アップの63,567人へと大きく伸びている。リーグ戦でのホーム成績が伸び悩んでいるのは痛恨だが、2009/10シーズン以来のリーグ制覇を狙える位置に熱狂的なファンも興奮しているに違いないだろう。