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「まだW杯の悪夢の中。暑さで溶けた」。豪州地元紙、香川の不調と“灼熱地獄”を心配

text by 編集部 photo by editor staff

「まだW杯の悪夢の中。暑さで溶けた」。豪州地元紙、香川の不調と“灼熱地獄”を心配
豪州現地紙の紙面には前日取材に応じた香川真司のコメントが紹介されていた【写真:編集部】

 現地16日、アジアカップ第2戦でイラクと対戦する日本代表。試合開催地であるブリスベンのメディアはこの一戦をどう伝えたのか。16日の報道は以下のように伝えた。

 ブリスベンの地元紙『カリア・メール』は“日本、火の中へ”という見出しとともに香川真司が手を合わせ拝んでいるような写真を大きく掲載。これはブリスベンの暑さを示唆したもので、気温を下げるための風が吹くことを香川が祈っているように見せている。

 紙面では前日取材に応じた香川のコメントを紹介。その上で、「日本代表はブリスベンの暑さを感じるだろう。昨日は35度にもなり、湿度も88%だった。ウズベキスタンは水曜日、同様の天気に苦しみ、中国に逆転勝利を許した。ブリスベンで2試合目となった中国はこの気候に慣れていた」と厳しい試合環境について言及。

 また、写真に使ったように香川への注目度は高いようだ。「日本のスターである香川はまだ昨年のW杯の悪夢を見続けている。ブラジルでも暑さで溶けてしまった」とまだ本調子ではなく、ブリスベンの“灼熱地獄”に苦労すると分析している。

「それでも日本の方が有利」と予想しているが、「アギーレ監督は八百長疑惑で立場が危うい」とピッチ外での問題にも触れていた。

 また、同じく地元紙『ブリスベン・タイムス』は、WEBサイトで今日の試合についての記事を掲載。

「本田、遠藤、岡崎が注目」とした上で、「遠藤は、年齢が高くなってもチームの軸である。イラク戦は遠藤の活躍が必要だ。岡崎は初戦で見事なヘディングシュートを披露、得点力を見せた。彼は味方の上手いサポートがなくてもゴールを生む」と簡単に紹介した。

 またアギーレ監督については、「最初の半年の成績はまずまずだったが、いつものリズムを取り戻した。(最終戦で)余計なプレッシャーがかからないように、今日は勝ちに行くだろう」と分析している。

 なお、同紙をはじめ現地紙で多いのは「ブルーサムライ」と表記。日本代表の愛称と言えば「サムライブルー」だが、例えば「シンジカガワ」のように「ブルー」をファーストネームとして扱うのが正しいと認識しているようだ。

【了】

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