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【写真：Getty Images】

鈴木に名門が関心

　セリエA・パルマで活躍する、サッカー日本代表GK鈴木彩艶にイングランド・プレミアリーグの名門マンチェスター・ユナイテッドが関心を示しているようだ。ユナイテッド専門メディア『UNITED IN FOCUS』など、海外複数メディアが鈴木の移籍可能性について報じている。

　今夏の移籍市場でパルマに移籍して、瞬く間に評価を高めている鈴木。ドイツの名門クラブであるバイエルン・ミュンヘンも、GKマヌエル・ノイアーの後釜として鈴木獲得を検討している噂が持ち上がるなど今では欧州の中でも最も注目を集めているGKの1人だ。

　そんな中で同メディアは、「ユナイテッドは、アンドレ・オナナと契約する前から鈴木との契約が噂されていた」と述べた上で、「当時、鈴木は日本でしかプレーしたことがなかったため、オールド・トラッフォードに彼を連れて行くという大胆な決断をしなかったのは理解できる。しかし、ユナイテッドは彼と契約してレンタル移籍させるか、少なくとも何らかの形でこの選手の第一候補となる選手と交渉することができたはずだ。しかし、彼らはそうしなかった。彼は最終的にベルギーを経てパルマに加入した」と、鈴木を逃した過去があることを指摘。

　そして、「鈴木はパルマの全員に感銘を与えており、来年には「ワールドクラス」と呼ばれるようになるだろう。世界で最も優れた才能の一人という称号にふさわしい活躍を見せ始めている」と鈴木の活躍を賞賛し、「鈴木の移籍金は、オプションを含めて約800万ポンド（約15億円）の契約でパルマに移籍してからわずか6か月後に4000万ポンド（約76億円）と評価されている」と、鈴木を獲得するには4000万ポンドが必要になると言及していた。

　そのため獲得には多額の移籍金がかかることが予想されるが、「説得すれば容赦なく動くべきだ」と、契約に向けて本腰を入れる段階にあると伝えている。一方でパルマ専門メディア『PARMA live』は、「素晴らしいセーブを披露した鈴木はユナイテッドから注目を集めている。しかし、鈴木は4000万ポンドの評価がつけられており、この金額はクラブが彼を放出したくないことを示す明らかなサインだ」と、少なくとも今冬移籍市場では移籍を認めない可能性が高いと指摘していた。