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大失態!? 冬の海外移籍で苦しんだ日本人選手(5)2度も失敗…。名将にボロクソ言われたMF

シリーズ:海外移籍で苦しんだ日本代表 text by 編集部 photo by Getty Images

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 2025年となり欧州主要リーグの冬の移籍市場が開幕した。Jリーグがオフシーズンのこの時期で日本から海外に移籍する選手もいるが、欧州のクラブがシーズン途中のこのタイミングでの加入は難しく、適応に苦戦することは珍しくない。今回は、冬の海外移籍で失敗した日本人選手を厳選して紹介する。

MF:井手口陽介

井手口陽介
【写真:Getty Images】

生年月日:1996年4月23日
移籍先:ガンバ大阪→リーズ・ユナイテッド(イングランド)、ガンバ大阪→セルティック(スコットランド)
移籍日:2018年1月9日、2021年12月31日

 日本代表で15試合に出場した経験のある井手口陽介は、キャリアを通して2度の欧州移籍を決断している。

 最初の欧州挑戦は2018年1月のリーズ・ユナイテッド(イングランド2部)への移籍だった。ただ、2025年現在と当時の外国人登録枠のルールは異なるもので、労働ビザ発行基準を満たしていなかったことからクルトゥラル・レオネサ(スペイン2部)へと期限付き移籍している。

 その半年後にリーズへと復帰したが、言語面に問題を抱えていたこともあり、マルセロ・ビエルサ監督の構想外に。グロイター・フュルト(ドイツ2部)へと期限付き移籍で放出となった。

 初の欧州挑戦となった1年半で苦い思いをした井手口は、2019年夏に古巣ガンバ大阪へと復帰。復活を印象づけると、2022年冬の移籍市場でアンジェ・ポステコグルー監督が率いるセルティックへと移籍した。

 しかし、古橋亨梧や前田大然らと異なり戦力になることができず、翌年2月までの1年間で公式戦6試合(134分)の出場に留まった。

 欧州でプレーした期間は合わせて2年半にも及ぶが、その間に公式戦で出場できたのは18試合しかない。彼が持つポテンシャルをヨーロッパでは発揮することができなかった。

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