ダメ押しの4点目を決めたアル・アビド【写真:Getty Images】
【北朝鮮 1-4 サウジアラビア アジア杯グループB第2節】
AFCアジアカップのグループB第2戦、北朝鮮対サウジアラビアが14日に行われ、1-4でサウジアラビアが勝利を収めた。
ともに第1戦を落とし、この試合で敗れると敗退が決まってしまうチーム同士の対戦。北朝鮮は仙台のリャン・ヨンギと長崎のリ・ヨンジが共にスタメン出場し、格上サウジアラビアに挑む。
試合が動いたのは12分、パク・グァンリョルの放ったシュートのこぼれ球にリャン・ヨンギが詰めて北朝鮮が先制に成功する。
負けは許されないサウジアラビアは北朝鮮の緩慢な守備を突いて何度かゴールに迫ったが、GKリ・ミョングクのセーブにも阻まれ、1点が遠い。
しかし37分、中盤左サイドでボールを奪ったサウジアラビアは、速攻で北朝鮮ディフェンスを見事に崩し、最後はナイフ・ハザジが待望の同点ゴールを奪った。
後半に入るとサウジアラビアが猛攻を仕掛ける。そして52分、エリア手前から細かくつないでアル・サハラウィが逆転ゴール。
さらに54分、同じくアル・サハラウィが相手のクリアミスをカットして無人のゴールに流し込み、2分間で2点差とした。
攻め続けるサウジアラビアは76分にPKを獲得。ゴールライン上でハンドを犯したリ・ヨンジにはレッドカードが提示されて一発退場。
そして、PKは一度GKに弾かれたものの、キッカーのアル・アビドが押し込んで4点目。勝利を決定づけるゴールとなった。
その後は10人を相手に失点を前半の1点のみに抑えて勝利したサウジアラビア。次戦はグループリーグ突破をかけてウズベキスタンと18日に対戦する。
敗れた北朝鮮は1試合を残してグループリーグ敗退が決まった。
【了】
フットボールチャンネルfacebookはこちら→
フットボールチャンネルTwitterはこちら→