トップチームのキャンプに帯同しているフェリックス・パスラック【写真:Getty Images】
ボルシア・ドルトムントは10日からスペインのラ・マンガでトレーニングキャンプを開始。そこには弱冠16歳の少年が帯同しているようだ。13日のドイツ紙『ビルド』が報じている。
帯同しているのはフィリックス・パスラック。ユルゲン・クロップ監督は、16歳ながらその才能に目をつけ、早くからトップチームで慣れさせようという目論見のようだ。
ミヒャエル・ツォルクSD(スポーツディレクター)も「素晴らしい才能の持ち主だ。まだポジションは定まっていない。前線であればどこのポジションでもできる可能性を持っている」と、絶賛している。
ただし、帯同の理由は「我々には(ピエール=エメリク・)オーバメヤン、(ヘンリク・)ムヒタリヤン、香川(真司)がいない」と、選手が足りないためだと説明。早くからトップチームへ昇格させるためではないと明かしている。
しかし、クロップ監督はバイエルン・ミュンヘンのMFマリオ・ゲッツェ、MFヌリ・シャヒンなど積極的にトップチームに帯同させ、すぐに昇格させている。それらの選手は現在トップレベルの選手へと成長しているだけに、その真意は定かではないようだ。
実際に13日に行われたFCシオンとの練習試合では、先発で最後まで起用している。
怪我人も多く、選手を引き抜かれることが多いだけに、優秀な若手のいち早い成長が望まれるドルトムント。問題はパスラックは幼いころシャルケファンであり、試合に足を運んでいたということだと同紙は述べている。
【了】
フットボールチャンネルfacebookはこちら→
フットボールチャンネルTwitterはこちら→