ゴールを喜ぶオーストラリアの選手たち【写真:Getty Images】
【オマーン 0-4 オーストラリア アジア杯グループA第2節】
AFCアジアカップのグループリーグ第2戦、オマーン対オーストラリアの試合が13日行われ、0-4でオーストラリアが快勝した。
直前に行われた韓国対クウェートで韓国が勝利しベスト8進出が決定。この試合の結果しだいではグループリーグ突破の2チームが決まるという状況。
しかし、オーストラリアはキャプテンのジェディナクが負傷によりベンチ入りできず。ベヒチ、トロイージもスタメンを外れ、ミリガン、マッケイ、デイビッドソンが今大会初先発を果たした。
ホームの大声援に後押しされたオーストラリアは序盤から圧倒的にボールを支配して主導権を握り、チャンスをうかがう。時間が進むにつれてサイドからのクロスに活路を見出し、サイドバックも積極的に攻撃参加しながら相手のマークミスを誘って決定機を作り出した。
すると27分、左サイドのCKにフリーのセインズバリーが頭で合わせ、最後は初先発のマッケイが押し込んだ。開始直後からセットプレーの守備に不安を感じさせたオマーンの隙を突いて先制に成功する。
さらに30分、中央で縦パスを受けたルオンゴが浮き球でスルーパス。それに反応したクルーズが見事なコントロールからゴールを射抜き、先制からわずか3分で追加点を手にした。
その後も相手DFのマーキングの甘さを利用して効果的にシュートチャンスを作っていく。
そして前半アディショナルタイム、右サイドからのクロスに飛び込んだケーヒルがエリア内で倒されてPKを獲得。それをミリガンがしっかりと決め、オーストラリアが3点リードで前半を終えた。
負ければ敗退が決まってしまうオマーンは後半開始からアル・ブサイディとアル・ホスニを投入。前半サイドの裏のスペースをオーストラリアに崩されていたため、守備を若干修正した。
オーストラリアも51分にケーヒルとルオンゴに代えてユリッチとブレッシャーノを投入し、さらなる追加点を狙う。
重心を若干下げてペースを落としたオーストラリアだが、相変わらずマークの甘いオマーンの両サイドを使い、簡単に決定機を作り出す。
70分、ボールを奪って素早い切り替えからレッキーが左サイドを駆け上がり、右足アウトサイドキックで絶妙なクロスをエリア内へ。それに途中出場のユリッチがボレーで合わせて2試合連続の4得点目をゲットした。
74分にオマーンはFKの流れから強烈なミドルシュートでゴールを狙うも、これは枠のわずかに上へ外れる。
アル・ハブシが好セーブ連発で5失点目を許さず、最終盤にセットプレーから反撃を試みたものの、1点も奪えず試合終了。2試合連続となる4得点で連勝を飾ったオーストラリアは、直前の試合でクウェートに勝利した韓国とともにグループリーグ突破が決定した。
第3戦は17日に行われ、攻撃陣絶好調のオーストラリアはグループリーグ首位突破をかけて韓国と対戦する。
【了】