4-0の快勝もすでに先を見据える本田
月曜にニューカッスルで行われた日本代表のアジアカップ初戦は、パレスチナ代表の抵抗も少なく、評価の基準が難しい。
武藤への卑劣なキックはあったものの、怪我人なしで余裕の勝ち点3。そして3FWのうち2人がゴールを決め、サムライブルーの開幕劇は全てがポジティブに捉えられそうな気配だ。だがここから先は対戦相手のレベルもぐんとタフになる。
パレスチナ代表は2014年のAFCチャレンジカップを5試合1失点の功績で優勝し、初めてアジアカップの出場権を獲得。彼らは序盤少しトリッキーに仕掛けて相手を惑わせたが、遠藤の8分に挙げたゴール以降は自信を打ち砕かれるだけだった。
「スタートはやや高いテンションで入ったが、試合は自分たちのペースだった。一番大きかったのは先制ゴールを決められたこと」と試合後に岡崎慎司は語った。
「4-0で終わったが、我々は攻撃の質についてもっと考える必要がある。前半にたくさんチャンスを作ったが、後半はそれほどでもなかった。
以前と比べ、シュートを打つチャンスはあまり多くない。だから自分たちからもっと仕掛けないといけない。中央まで下がる役目は理解しているが、やはり最後に決めるのは自分じゃないといけない。ゴール前でより多くのアクションをとる必要があると感じている」
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