4-0の快勝もすでに先を見据える本田
アジア王者の座を死守するために、2015年アジアカップに参戦している日本代表。その重要な一歩となった12日の初戦・パレスチナ戦(ニューカッスル)を4-0で白星発進し、内容はともかく選手たちは安堵感を覚えた様子だった。
一夜明けた13日のニューカッスル市内のトレーニングは主力組、サブ組、GKに分かれた調整で、主力組は全体にリラックスムードが漂った。
ただ、本田圭佑(ミラン)は「個人的に違う調整の方がいいと判断した」と入念に足のストレッチを行い、走りには参加しなかった。武藤嘉紀(FC東京)も前日の飛び蹴りを受けた影響から別メニューだったが、問題はない様子。
あくまで大事を取ったものと見られ、16日の1次リーグの天王山・イラク戦(ブリスベン)はピッチに立てそうだ。
練習後には前日貴重な先制弾を叩き出した遠藤保仁(G大阪)やマン・オブ・ザ・マッチを受賞した岡崎慎司(マインツ)らが取材対応に応じたが、本田もテレビのインタビューを受けた。
「4-0という結果はよかったと思います。ただ終わったことはもう振り返ってもしょうがない。次の試合でいい入りができるように準備したい」と、彼の目はすでに先を向いていた。
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