2失点目となるPK。倒したのは駒野だが…
個人で強さを発揮できるCBの発掘は、東アジアカップで日本代表に課されたメインテーマの1つだ。その有力候補は栗原とのコンビで中国戦に先発した森重真人だが、パフォーマンスをどう評価するべきなのか?
「3失点してしまったことは残念」と語る森重。彼自身が対応のミスとして振り返るのが、セカンドボールからの攻撃を許した後半36分の2失点目のPKを招いたシーンだ。
ペナルティエリア内でチョウ・ヒチョルの突破を阻止した森重だったが、クリアボールをハン・ボーウェンがヘッドで折り返し、チョン・チーにつながれる。そこから槙野と森重の合間でパスを受けたワン・ヨンポのミドルを止められず、クロスバーで跳ね返ったボールをクリアしようとした駒野がチョウ・ヒチョルを蹴る形になってしまった。
「クリアを小さく中にしてしまって、そこで拾われてというところだったので、まずは外へということが大事だったかもしれない」と森重。クリアボールを拾われたところで、中盤のアプローチが甘かったこともワンのミドルを許した要因だが、日本が押し込まれていただけに、一度流れを切る対応が求められる場面だった。
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