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5発大勝でモイズ体制初勝利をあげたマンU。順調な仕上がりを見せ万全の状態で日本へ

20日、オーストラリアでAリーグ・オールスターズと対戦したマンチェスター・ユナイテッド。タイでの試合とは一転、動きの良くなったユナイテッドは5-1と解消した。

text by 植松久隆 photo by Richard Luan

大賑わいを見せたオーストラリア

“赤い悪魔”マンチェスター・ユナイテッド(以下ユナイテッド)が13年ぶりにオーストラリアの地に降り立った。

マンチェスターユナイテッド
ベテランと若手のバランスが取れた先発メンバー【写真:Richard Luan】

 ユナイテッド一行は、14日にシドニーに到着、Aリーグ・オールスターズ(以下オールスター)との試合を終えて日本に発った21日朝まで、ほぼ1週間にわたってシドニーに滞在した。

 選手達は、試合までの期間にシドニー周辺の観光を行ったり、名門ゴルフ場でラウンドしたりと束の間の休息を楽しんだようだ。一部の大物選手を除き、メディアへの露出が限られた現役選手に代わり、クラブの「アンバサダー」の役割は、ブライアン・ロブソン、デニス・アーウィン、ドワイト・ヨークといった名門を支えた往年の名選手達が務め、クラブ主催の公式昼食会のホストを務めるなど、様々なイベントに姿を現した。

 オーストラリア到着後、ユナイテッドは試合前日まで練習公開は行わず、メディアが「ボールを蹴る」選手の姿を報じることができたのは、試合が翌日に迫ったタイミングで開催されたトレーニング・セッションのみとなった。

 ちなみに、このセッションは有料(15ドル、日本円で約1,400円)で一般公開され、2万人を超えるファンが押し掛ける大賑わいを見せた。この公開練習に先だって行われた前日会見では、ユナイテッドのデービッド・モイズ監督が、公式にセスクの獲得に動いていることを認めるなど、試合前までユナイテッド関連の話題は事欠かなかった。

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