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豊田、母校の全国制覇は「ドーピングルームで聞いた」

text by 編集部 photo by Getty Images

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FW豊田陽平【写真:Getty Images】

 日本代表は12日、アジア杯グループステージ初戦でパレスチナ代表と対戦して4-0で勝利を収めた。

 80分から途中出場したFW豊田陽平だが、時間が短かったこともありこの日は無得点。「取れる時は自分のところにこぼれてくるんですけど、今日は運がなかった」と振り返った。

 豊田にとってはこの試合の他にもう一つ大事な試合があった。それは、全国高校サッカー選手権だ。母校の星稜高校が初優勝を果たした。豊田も結果が気になっていたようで「どうしても気になったのでドーピングルームで結果を聞いた」という。

 同校サッカー部への“ご褒美”も考えている。「部員も100人以上いるみたいなんですけど、何かしらしてあげたい。優勝は僕自身も嬉しいので考えています」と語った。

 豊田にとっても恩師である河崎護監督は、高校選手権の直前に交通事故に遭った。豊田は同監督と「期間中に2度くらいメールのやり取りをした」と明かし、「1日も早い復帰を願っていますし、それでも、焦らないでください」と伝えたという。

 豊田にとってアジア杯は、日本代表の一員として真価が問われる大会だ。母校の初優勝は力になるようで「後輩が頑張っているので、僕も頑張らないとなという気持ちになります」と、気を引き締めた。

【了】

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